シロアリ駆除と言えば「バリア工法」と言われるほど、古くから日本のシロアリ駆除に使用されてきた工法です。
「バリア工法」「ベイト工法」という2種類の駆除方法があるので、どちらを選ぶべきか悩まれる方もいるかもしれません。
バリア工法とは、どのような駆除方法なのか、どのような方に向いている工法なのかご紹介していきます。
この記事を読むと以下の事を理解できます。
- バリア工法とは?
- どんな人がバリア工法を選ぶべき?
バリア工法とはどのようなシロアリ駆除方法?
シロアリが家屋に侵入する代表的な方法は、地下に巣を作り、床下から入ってくるという方法です。
簡単に説明すると「バリア工法」とは、床下に生息しているシロアリを薬剤散布して駆除する方法です。
なぜ「バリア工法」と呼ばれているか、その理由はシロアリ駆除の薬剤を散布する事で、駆除だけでなくシロアリの侵入も防ぐ事ができるようになるためです。
シロアリは薬剤を散布したところを通る事ができないため、薬剤散布箇所が家屋の見えないバリアになるわけです。
バリア工法に使用する薬剤には様々な種類がありますが、シロアリ協会の指定する薬剤には5年間の効果があるとされているため、バリア効果は5年という事になります。
使用するシロアリ駆除の薬剤の詳細についてはこちらで解説しています。
薬剤は周辺環境へ配慮した安全な薬剤を使用しているものの、アレルギー反応のある方やペットのいる方へ注意喚起はされています。
ベイト工法によるシロアリ対策は2種類
1家屋にいるシロアリを薬剤で駆除
2薬剤塗布によってシロアリの侵入を5年間防ぐ
1 床下土壌にシロアリ駆除土壌用薬剤を散布
2 シロアリの通り道(蟻道)の木材表面に薬剤塗布
3 家屋内部の木部にドリルで穴を開け駆除薬剤を注入
薬剤散布された木材や地面にいたシロアリは駆除され、加えてマイホームの外から白蟻がもう一度侵入するのを予防できます。
そのためバリア工法は、「シロアリ防除」とも呼ばれているわけです。
では、どのような方にバリア工法は向いているのでしょうか?
バリア工法が向いている方とは?
バリア工法は「すでに家屋内で生息しているシロアリ駆除」と「シロアリを家屋内に再侵入させない」という効果がある事をご説明しました。
バリア工法の効果から、メリットとデメリットを見てみましょう。
バリア工法のメリット!
1 シロアリ駆除の効果が出るのが早い(即効性)
2 費用が安め
3 5年間のバリア効果がある
4 床下に入るためシロアリ被害状況を正確に把握できる
バリア工法のデメリット
1 即効性はあるが駆除作業に時間がかかる
2 アレルギー症状のある方やペットの影響は0%ではない
3 蟻道やアリの行動を見極める経験が必要で駆除業者によって効果にムラがある
4 床下高が低い場合、施行できない
以上のようなバリア工法のメリット・デメリットを見てみると、バリア工法に向いているのは次のような方です。
- すぐにでもシロアリ駆除をしたい
- マイホームに白蟻がすでに生息している
- 駆除費用を安くしたい
- 白アリ駆除と予防を一度に行いたい
- 信頼できる駆除業者を見つけられる
- 化学物質へのアレルギーがある方
- ペットを飼育している方
- 信頼できる駆除業者を見つけられない方
上記を参考にバリア工法によるシロアリ駆除を実施するかを決められます。
シロアリ駆除費用(料金)の詳細はこちらで解説していますが、バリア工法の料金相場は「6,000円/坪」と言われています。
全国シロアリ駆除料金相場「6,000円/坪」と比較すると、シロアリ110番の「3,960円/坪」という料金はかなり安く金額です。
シロアリ110番の「料金が安い理由」「信頼できるのか」についてはこちらで紹介しています。
ベイト工法の詳細についてはこちらで詳細を紹介しています。
シロアリ業者への依頼は1社だけでなく、複数の業者への相見積もりを行なってください。
バリア工法・どんな方に向いているのかのまとめ
バリア工法の目的は、薬剤を散布して「シロアリ防除」を行なう事です。
つまり「シロアリ駆除」と「シロアリ予防」の2種類を同時に行えるという意味です。
駆除薬剤は安全であるとされているものの、100%ではないため、ペットのいる方やアレルギー反応をお持ちの方はベイト工法を選択される方が良いでしょう。
上記の情報を参考にしながらシロアリ駆除の専門業者に相談されてください。
優良シロアリ駆除業者の多くは、シロアリ相談や現地調査を無料で実施しています。
各都道府県ごとに「シロアリ駆除資格所有」「シロアリ協会所属」「低価格」の駆除業者をまとめていますので参考にしてください。
シロアリ業者への依頼は1社だけでなく、複数の業者への相見積もりを行なってください。